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建築確認申請をだす申請者は、建主。
建築確認申請は、建築士が、建主の委任を受けて代理人として行う作業のことです。
また、構造・規模により建築士法で1級・2級・木造の3種類により制限されています。どのような建物でも設計できるのは1級建築士のみです。昨今、騒がれている「構造計算偽造問題」のように、直接、又は、間接的に依頼を受けた構造設計者が、建物の安全性を無視した計算書・構造図を作成した場合は、建築士法で罰せられるようになっています。また、名義のみを貸した場合も同様な処分が下されます。
【ポイント】
建築士事務所が、登録されているか聞いてみましょう。1級級建築士事務所以外は、設計できる規模・構造が制限されます。 |
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2. |
予算や工事費などの相談・アドバイス
@ クライアントの予算に合った工法の利点・欠点の説明・相談など。
木造・鉄骨・コンクリートなどで「それぞれいくらの予算が必要か? それぞれの特質は?この場合どれが最適か?」などについて相談する。
A クライアントの予算でコンセプトに合った提案。
建築工事はいくら、電気や給排水冷暖房などの設備は、それぞれいくら、
什器や家具などを造り付けにする場合の利点は何?、その予算はいくら、
などについて詳細な例をあげて相談をする。
B 住宅金融公庫や公的融資などの相談。
【ポイント】
利点・欠点の説明を聞いて判断してみましょう。判断できない場合は、その理由を設計事務所の方と考えて見ましょう。
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間取り・空間構成・使いやすさなどの解説やアドバイス
間取りソフトのようなもので部屋を並べていくのではなく、その家に住む方が快適で合理的で使いやすいく、デザインが感じられる空間を創造して提案する。
その作業を設計事務所はクライアントと二人三脚で、クライアントのために努力する。
「○○さんには、この形の家具よりも、もう少し丸めてみましょう」などのアドバイスや、「特注の照明より、この照明のほうが安くて空間に合います」など金額面も併せて相談します。
【ポイント】
設計事務所は家を創作しデザインする。 そして、具体的に解説し説明し相談する。
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敷居の低い設計事務所?
建築家の考えばかりを強調する「家づくり」では、とかく”敷居が高い”有名建築家が多いのが現状でしょう。しかし、「○○さんの言う通りにやります。金額は上がります。」などと、建築家の思いが入らない「家づくり」は、プロの視点で判断することも無いまま、”建売住宅”や”ハウスメーカー住宅”を購入するのと変わりないものになってしまいます。
【ポイント】
設計事務所ごとに個性があるはずです。何を大事に仕事を受けるのか?話し合ってください。
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